プーチン下でも経済の改革努力は続く−ロシア経済政策に対する専門家の見方(1)−

(米国、ロシア)

ニューヨーク発

2011年10月26日

プーチン首相が次期ロシア大統領候補に名乗りを上げた。メドベージェフ現大統領を首相に登用し、入れ替わり体制でロシアを引っ張る考えだ。前大統領時代、国家主導の経済運営に力を入れたプーチン氏と、民営化を進め、ITなど高度技術産業の育成を重視したメドベージェフ氏の経済政策には差異がみられる。だが、米国内のロシア専門家らは、今のロシア経済に最も必要な経済や産業の「改革」が、プーチン新大統領にメドベージェフ氏が進めてきた産業の現代化政策を引き継がせるとみている。プーチン氏が大統領に返り咲いた場合のロシアの経済政策運営について10月6〜7日、専門家にインタビューした。2回に分けて報告する。

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