12年予算、インフレ対策と国民生活を重視−GST導入は見送り−
クアラルンプール発
2011年10月21日
ナジブ首相兼財務相は10月7日、就任後3度目の予算案を国会に提出した。2012年予算案では、「国家変革政策−国民のための福祉と国家の幸福」をテーマに、投資促進、人材育成、地域開発、行政サービスの向上、インフレ緩和と国民の福利厚生の充実、の5点を戦略骨子として掲げた。インフレ緩和策として低所得者層を対象とした一時金支給、消費税(GST)導入の見送りなど、近く行われると予想される総選挙を意識した内容となった。
ビジネス短信 4e9f7dde4b320