リテール部門の分離や自己資本比率10％を課す−ICBの銀行改革案−

銀行業に関する独立委員会（ICB）は9月12日、リテール部門を投資銀行部門から分離して同一金融グループ内の子会社とすることや、国際的な銀行の自己資本規制（バーゼルIII）の基準を上回る自己資本比率10％を課す、などの銀行改革案を発表した。引き続き英国が金融の中心地になるよう、国内銀行の財務強化を図るとともに、競争活性化策も盛り込んでいる。政府もICBの提案を支持し、2019年までに改革案の完全実施を進める意向だ。