大連市で化学工場立ち退きを求め大規模デモ−市側は操業停止、早期移転を決定−

(中国)

大連発

2011年08月16日

大連市金州新区(開発区)にあるパラキシレン(PX)製造工場の移転を求め、8月14日に市民が大連市政府前に集結しデモ行進を行った。台風9号によって8月8日、同工場近くの防波堤が決壊、工場の化学製品貯蔵タンクが損壊し、有害物質が海に流出しかねない事態になったのが原因だ。市側は工場の操業停止、早期移転を明言したものの、市民の一部には不満が残っている。現在、同様のPX製造プロジェクトは全国で展開されており、今後の事業推進に影響もありそうだ。

ビジネス短信 4e48cb16a77b0

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