公的支援から民間主導へ−欧州のバイオマス政策(7)−

(スウェーデン)

欧州ロシアCIS課・ストックホルム発

2011年06月21日

ほかの国に先駆けてバイオマス活用を進めてきたことで、国内市場は既に成熟した状態になっており、政府による支援の意義も薄らいでいる。それでも政府はグリーン電力制度により再生可能エネルギー(RE)の利用を促し、熱利用についてもバイオガスを対象としたエネルギー税減税などの優遇制度を実施している。輸送用燃料では、動物の排せつ物など農業分野でのバイオガス生産を支援している。今後は政府に代わって民間が推進役になることが期待される。

ビジネス短信 4dffe649d2f00

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