中国、インド向けで利用率急伸−10年のFTA利用動向(2)−

(ASEAN、タイ)

バンコク発

2011年04月14日

商務省によると、2010年のASEAN・中国自由貿易協定(ACFTA)を利用した中国向け輸出額は前年比85.1%増を記録した。ACFTA利用率は34.4%に拡大、利用上位品目には原材料が並ぶ。また、インドとの間ではASEANの枠組みで10年1月からFTAが発効し、インド向け輸出での利用率は前年の1割台から一気に3割台に急伸した。一方、日本向けの利用率は3年連続で20%台と伸び悩んだ。日本では多くの品目で関税が既に撤廃、または低い税率になっているためだ。シリーズ後編。

ビジネス短信 4da648a227cb8

記事本文は、会員の方のみご覧いただけます。