PSAとルノー、新興国の需要回復で黒字転換

PSAプジョー・シトロエン（PSA）とルノーの2010年通期連結決算は、純利益がそれぞれ11億3,000万ユーロと34億ユーロとなり、両社ともに09年の赤字から黒字転換を果たした。新興国市場の需要を取り込み、10年の販売台数はPSAが前年比13％増の360万台、ルノー（日産を除く）は14％増の262万台となった。11年は欧州市場が安定する一方、欧州域外ではBRICsを中心に需要の拡大が続く見通し。両社は新興国で現地生産拡大を進める。