原材料価格の高騰が中小企業の収益を圧迫

(米国)

ニューヨーク発

2011年01月31日

順調だった2010年末商戦、ドル安に支えられた輸出拡大などにより、中小企業の先行きに対するマインドは改善基調だ。将来の雇用確保に前向きな中小企業も増加している。しかし、穀物や資源など原材料価格が高騰しており、その上昇分を販売価格に転嫁できない企業も多く、企業収益を圧迫し始めている。10年12月17日に大型の所得税減税や企業の設備投資税制を含む所得税減税法が成立した。同法による消費や投資の拡大が、中小企業の景況感を下支えできるかどうかが注目される。

ビジネス短信 4d425f145c0a8

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