年金法改正反対運動が若年層にも拡大−鎮静化の兆しなし−

(フランス)

パリ発

2010年10月18日

年金制度改正法案に反対する全国デモが10月12日に行われ、これまでを大幅に超える350万人(労組側発表)が参加した。デモは10月16日にも実施された。反対運動は高校生・大学生に広がり、学校封鎖も出ている。国鉄は10月12日から無期限ストに入り、全国で12基ある製油所もストを実施、生産を停止するところも出ており、ガソリン不足が懸念され始めた。政府は新たな妥協案を出さない方針で、同法案の上院での採決は10月20日に予定されている。労組側は10月19日に新たな全国規模のデモとストを呼び掛けており、反対運動が鎮静化する気配はない。

ビジネス短信 4cbbb63a5fb40

記事本文は、会員の方のみご覧いただけます。