求められる利用阻害要因の除去−本格化するAFTA活用(2)−
バンコク発
2010年05月18日
タイのASEAN自由貿易地域(AFTA)利用率を国別でみると、インドネシア、フィリピン、ベトナム向けはそれぞれ6割に迫る勢いだ。しかし、主要先発国の中で唯一マレーシアは30%前後と、ほぼ半分の水準にすぎない。マレーシア向け輸出でAFTA利用率が高まらない要因は、独特の形態の発展を遂げた自動車市場と無関係ではない。また、AFTA利用を阻害する非関税措置も残存し、「物品の自由な移動」に向けた改善が求められている。シリーズ最終回。
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