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南欧ルートを検討する日系企業も−アイスランド火山活動の影響−

(ポーランド)

ワルシャワ発

2010年04月20日

航空当局は断続的に航空規制を行っており、ポーランド航空は4月20日14時まですべての運航を見合わせた。航空便の正常化の遅れは、日系企業の生産活動にも影響を及ぼしつつある。

<1日700便が止まる>
アイスランドの火山噴火の影響を受けて、航空当局は断続的に航空規制を行っている。ポーランド航空は4月19日17時に、国内・国際線すべての旅客便の運航を4月20日14時(中央ヨーロッパ時間)まで見合わせると発表した。

「共和国新聞」(4月19日)によると、国内では、ワルシャワ空港の318便を含めて1日当たり約700便が離発着している。国内第2の空港クラクフ空港の運営会社社長によると、運航キャンセルによる損失は、1日当たり80万〜100万ズロチ(約2,500万〜3,100万円)に上るという。

<日系企業の生産活動に影響も>
航空便の混乱が長引けば、在ポーランド日系企業の生産活動に大きな影響が出る可能性がある。ジェトロの取材によると、日系製造業A社は、中国からの部品供給が完全に止まっているため、「4月20日からの生産に影響が出る」という。一方、B社は部品調達を海上輸送で行っているため、現時点で生産活動に影響はないようだ。納品も欧州域内向けに陸上輸送しているため、大きな問題は生じていない。物流C社は、4月21日には規制が解除されると見込んでいる。

4月21日までは部品供給がないことを前提に、生産計画を見直している日系企業もあるようだ。しかし、規制が長引けば「日系企業の生産活動が大きな打撃を受けることは避けられない」とみている。南欧の空港は利用できるため、緊急の案件についてはスペインの空港まで空輸し、ポーランドまでトラック輸送するルートを検討している企業もあるようだ。

(志牟田剛)

(ポーランド)

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