上院議員が「キャップ・アンド・ディビデンド」方針を提案−新たな排出権取引制度−
ニューヨーク発
2010年03月01日
現在、議会で議論されている温室効果ガス(GHG)削減法案には、キャップ・アンド・トレード方式による排出権取引制度が含まれている。これに代わる方式として注目を集めているのが、一部の上院議員が提案したキャップ・アンド・ディビデンド方式だ。化石燃料の生産者や輸入事業者だけに排出権取引を認め、排出権のすべてをオークション(競売)によって配賦し、それから得られた収入を国内居住者に還元する。しかし、この方式の今後の取り扱いには、不透明な点も多い。
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