LNGプラントが本格稼働−日本製燃料油の需要は減少へ−

(チリ)

サンティアゴ発

2009年11月12日

中部の第5州キンテイロで国内初の液化天然ガス(LNG)ターミナルが稼働を開始した。10月23日にバチェレ大統領らも出席して開所式が行われ、当地メディアは「アルゼンチンからのパイプライン経由の天然ガス供給に依存する時代は終わった」と大々的に報じた。他方、アルゼンチンからの天然ガス供給削減で特需が生じていた火力発電向け日本製ディーゼル油の輸入は、LNG供給体制の整備と降雨による発電用ダムの貯水率回復で、峠を越えたようだ。

ビジネス短信 4afa513ea4100

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