引き締め続く融資基準、緩和は見込めず−FRBの上級融資担当者調査−
ニューヨーク発
2009年08月25日
8月18日に連邦準備制度理事会(FRB)が発表した上級融資担当者調査(7月)は、金融機関の貸し出し伸び悩みの要因として、a.借り手の資金需要減少、b.借り手の信用力低下、c.融資基準の厳格化、を挙げた。融資基準の引き締め傾向は今後も変わらず、高止まりする見通しだ。資本注入プログラム(CPP)対象の大手金融機関も貸付残高が伸び悩んでおり、今後の景気回復の足かせとなることが懸念される。
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