景気低迷で所得格差がさらに拡大−08年家計調査−

(メキシコ)

メキシコ発

2009年08月03日

近年の経済成長の低迷により、所得格差が再び拡大している。富裕層の所得はほぼ横ばいだが、国際的な不況により在外移民からの家族送金や現物贈与などが減少し、これらの移転所得への依存度が高い貧困層の所得が減少した。2000年以降の消費拡大の牽引役だった消費者金融は、支払い延滞率の上昇によって縮小傾向にあり、クレジットカードの世帯普及率も下降している。

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