国際社会と国内世論で異なる反応−クーデターによる大統領追放−

(ホンジュラス、中南米)

サンホセ発

2009年06月30日

ホンジュラス軍は6月28日午前、マヌエル・セラヤ大統領を拘束しコスタリカに追放した。セラヤ大統領が憲法改正に向けた世論調査を、憲法の定めるプロセスに従わずに実施しようとしたことが背景といわれている。議会はロベルト・ミチェレッティ国会議長を臨時大統領とすることを承認し、コスタリカに移送されたセラヤ大統領は同日中にニカラグアへ移動した。翌29日、ニカラグアでは中米統合機構(SICA)、ホンジュラスが加盟する米州ボリバル代替構想(ALBA)、リオ・グループ首脳らがそれぞれ共同声明を発表し、セラヤ大統領への支持を表明した。

ビジネス短信 4a4982cf497c8

記事本文は、会員の方のみご覧いただけます。