FRB、現行政策を維持−景気見通しはやや改善−

(米国)

ニューヨーク発

2009年05月07日

連邦準備制度理事会(FRB)は4月28〜29日、連邦公開市場委員会(FOMC)を開催し、事実上のゼロ金利政策と住宅ローン担保証券や長期国債の買い入れなどからなる現行政策の維持を決めた。景気見通しの小幅改善が今回の決定につながった。住宅ローン金利の低下が一定の成果を挙げているものの、長期金利は上昇基調にあり、ターム物資産担保証券貸出制度(TALF)の利用は低調な状況が続いている。FRBは早晩、追加策の実施を迫られる可能性が高い。

ビジネス短信 49fac9f2dac00

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