09年のGDP、一転マイナス成長に下方修正
クアラルンプール発
2009年04月10日
マレーシア中央銀行は、2008年11月に発表した09年GDP予測値を大幅に下方修正した。世界同時不況による外需低迷で、08年12月以降、急速に景気が下降、民間投資・消費の落ち込みなどが影響して雇用環境も悪化し、08年第4四半期の実質GDP成長率は0.1%(前年同期比)と大幅に落ち込んだ。中銀は、09年も引き続きこのような状況が続くとみて、09年の成長率予測を、前回の3.5%からマイナス1.0〜1.0%に引き下げた。中でも、電気電子産業を中心とした外需志向型の製造業は、マイナス8.0%と大幅に落ち込む見込みだ。
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