不良債権残高、1年で3.7倍に−住宅バブル崩壊の対応に追われる金融機関(1)−

(スペイン)

マドリード発

2009年03月24日

民間金融機関が抱える不良債権残高は過去1年間で3.7倍に増加した。不良債権比率は3.81%と世界的には低い水準だが、その半分以上を不動産デベロッパー向け融資と個人住宅ローンという、いわゆる「住宅バブル関連の不良債権」で占める。不良債権比率の上昇スピードは加速しており、今後は住宅バブル後遺症の重圧が増大しそうだ。

ビジネス短信 49c821a72bb38

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