毎日1億ドルの為替市場介入、6月8日まで実施−ペソ相場の安定目指す−
メキシコ発
2009年03月10日
大蔵公債省と中央銀行の代表で構成される為替委員会は、3月9日から6月8日まで毎営業日、1億ドルの為替市場介入を実施すると、3月5日に発表した。ペソ相場が前日より2%下落した場合に行われるドル売却(3億ドル)、大幅に下落した際に行う臨時介入も継続するとし、これらを合わせて年内に147億ドルの外貨準備金を使ってペソ相場を安定させる計画だ。中銀は2009年に224億ドルの外貨準備純増を見込んでおり、市場介入を実施しても09年末の外貨準備高は前年末の水準を維持できるとしている。
ビジネス短信 49b4c96079180