国営金融機関の低所得層向け住宅ローンを充実−ブラジル銀行も本格参入へ−
サンパウロ発
2009年02月19日
ルーラ大統領は、住宅建設の活性化による雇用の創出、支持基盤である貧困層の住宅アクセス増加を目的として、連邦貯蓄公庫(カイシャ・エコノミカ・フェデラル)に加え、国営ブラジル銀行にも住宅ローン業務への進出を命じることにした。国民に対し、金融危機下の素早い対応をアピールするのが狙いで、2010年10月の大統領選に向けた選挙対策の一環とみる向きも多い。
ビジネス短信 499b76d9c7380