深刻化するカリフォルニア州の水不足−農業への悪影響は不可避−

(米国)

ロサンゼルス発

2009年02月10日

カリフォルニア州の水不足が、さらに深刻化している。州内の貯水池の平均貯水量は許容量の35%、重要な水源であるシエラネバダ山系の1月末時点の平均積雪量は平年の61%にとどまっており、3年連続で乾燥年に突入する公算が大きくなっている。2009年は州と連邦水利事業からの給水割当量が著しく低下することは確実で、農業への悪影響は不可避の状況だ。農業地域では「給水割り当てゼロ」となる最悪の事態を念頭に置いた対応策に追われている。

ビジネス短信 4990d03117ae8

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