金融危機のあおり受けマイナス0.9%成長に−2009年の経済見通し−
ブダペスト発
2009年01月08日
2009年の実質GDP成長率は、外需や個人消費の不振により08年の1.3%から0.9%のマイナス成長に落ち込むとみられる。リーマン・ブラザーズの破綻以降、通貨フォリントの大幅な下落などで金融不安が高まったが、為替相場はIMFなどから総額200億ユーロの財政支援を取り付けた後は、比較的安定している。課題の財政赤字は、歳出上限枠の設定、公的部門のボーナスカットなどによって改善が見込まれる。財政赤字の改善が、為替レートの安定につなげられるかどうかが課題となる。
ビジネス短信 49645ecee34b8