景気後退が続きそう−2009年の経済見通し−

(ニュージーランド)

オークランド発

2009年01月06日

2009年は08年に引き続き、景気後退局面が続く見込みである。ニュージーランド準備銀行(NZRB、中央銀行)は7月以降、政策金利を8.25%から順次引き下げて08年12月に5%とした。準備銀行はニュージーランド・ドル(以下、NZドル)安による食料品をはじめとする輸入品の価格高騰を警戒してはいるものの、金融危機による国内景気の落ち込みの方を懸念し、政策金利を下げて景気浮揚を狙った。ただし消費者物価指数(CPI)の上昇率をみると、08年は3.4%、09年は3.2%と、インフレターゲットの上限である3%を超える勢いが衰えていない。

ビジネス短信 4962a6b204268

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