FRB、0.25%の追加利下げ−利下げ休止も示唆−

(米国)

ニューヨーク発

2008年05月01日

連邦準備制度理事会(FRB)は4月30日、連邦公開市場委員会(FOMC)を開催し、フェデラル・ファンド・レート(FFレート)の誘導目標値を2.25%から2%に引き下げることを決めた。声明文では、これまで使用を続けてきた「経済成長の下振れリスク」や「迅速に対応する」といった表現を控えることで、利下げ休止も示唆した。市場ではFRBはしばらくの間、様子を見た後、利上げに転じると予想されているが、エコノミストの中には経済指標の悪化に伴い、FRBはいずれ追加利下げを迫られるとの声もある。当面の注目は景気対策の効果と利下げ効果の発現を妨げてきた金融市場の動向だ。

ビジネス短信 4819535f8cec7

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