バイオエタノール10%混合ガソリンの導入中止

(ドイツ)

ベルリン発

2008年04月14日

連邦環境・自然保護省は、2009年からガソリンへのバイオエタノールの混合比率を現行の5%から10%に引き上げる計画を中止することを決定した。4月4日、ガブリエル環境・自然保護相が公共放送のインタビューで発表した。バイオエタノール10%混合ガソリン(E10)に対応できない車両の台数が当初試算を大きく上回ることが、自動車業界の最近の試算により判明したためとしており、連邦政府は、E10導入の中止に伴い、20年までに温室効果ガスを90年比で40%削減するという目標の達成に向け、代替措置の検討を急ぐ。

ビジネス短信 4802ada93cc4f

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