野党2党が躍進、与党は大敗

下院総選挙が2月18日実施され、暗殺されたベナジール・ブット元首相が率いていたパキスタン人民党（PPP、野党）が第1党となり、ナワズ・シャリフ元首相が総裁を務めるパキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派（PML-N、野党）も躍進した。一方、与党でムシャラフ大統領派のパキスタン・ムスリム連盟カーイデ・アーザム派（PML-Q）と大半が選挙ボイコットに動いた宗教政党連合の統一行動評議会（MMA）が大幅に議席を減らした。政党支持者間の衝突はあったものの大きな混乱はなく、国内は一応平静を保っている。