内需主導型成長を継続、インフレの動向がカギ−2008年の経済見通し−
クアラルンプール発
2008年01月08日
政府は、2008年の経済成長率を6.0〜6.5%と見込んでいる。07年に引き続き、外需の減速を内需が支えるとしている。産業別ではサービス業、建設業が好調で、製造業は回復が見込まれるものの、米国市場の不透明さが残り緩やかな伸びになりそうだ。大規模都市開発への投資が続き、雇用の安定が見込まれることから、個人消費も堅調に推移するとみられる。ただし、総選挙実施後にガソリンなどへの政府補助金の支出を削減するとみられ、物価の動向が注目される。
ビジネス短信 4782d4fc776b7