電気・電子で高度化に対応−日本企業の対アジア投資戦略を探る(10)−
クアラルンプール発
2007年10月11日
マレーシアの投資環境に対する日系企業の評価は、業種により異なる。労働集約的産業などでは賃金上昇に伴い規模縮小、あるいは第三国へ移転という状況が見られるものの、高付加価値産業では積極投資が続いている。2006年の製造業外国直接投資(認可ベース)は過去最高を達成し、国別では日本が最大、部門別では電気・電子がトップを占めている。このほか、資源加工型産業への投資や、これまで少なかった金融分野での投資が増えるなど新たな動きも見られる。
ビジネス短信 470d86d0175f1