議会とのパイプ役、ポートマンOMB長官辞任

(米国)

ニューヨーク発

2007年06月21日

ホワイトハウスを中心に政権主要メンバーの辞任が続く中、ポートマン行政管理予算局(OMB)長官も辞任を発表した。同氏は、下院議員を経て通商代表部(USTR)代表に就任、ブッシュ政権の通商政策推進に大きく貢献した。ここ1年はOMB長官として連邦予算編成の支柱だった。政権と議会との間で大いに調整力を発揮し、民主党議員からも辞任を惜しむ声が多い。同氏は、家族との時間を持つことを辞任の理由に挙げているが、いずれ、オハイオ州選出の政治家としてまた戻るとの観測が多い。辞任発表直後からそうした観測が多いのは、うわさだけでなく周辺の期待を表しているからのようにも受け取れる。

ビジネス短信 4679d76c65056

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