愛国党に解党命令、民主党は無罪−前与党実力者の総選挙出馬が不可能に−
バンコク発
2007年06月01日
憲法裁判所は5月30日、2006年4月の総選挙の際の不正行為に関して、前与党タイ愛国党(以下、愛国党)を有罪とし、解党命令を出すとともにタクシン前首相ら党役員の被選挙権を5年間はく奪するという判決を言い渡した。これにより、クーデター前の与党実力者のほとんどが次回総選挙に出馬できないことになった。一方、最大野党の民主党は無罪とされて存続することになり、年末に予定されている総選挙後の政権の受け皿になる可能性が高まった。
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