運転免許証・身分証の全国統一基準導入は延期−情報漏れや州政府の財政負担が問題−

(米国)

ニューヨーク発

2007年04月09日

国土安全保障省は、各州の陸運局が発行する運転免許証や身分証明書の発行条件を連邦基準に統一するリアルID法の施行を、当初予定より20ヵ月遅らせ、2009年12月31日まで延期した。しかし、情報セキュリティー問題を伴う同法の導入は各州政府にとって大きな財政負担となるため、既に撤廃法案を可決したメーン州、アイダホ州、アーカンソー州をはじめ、全米で28州がリアルID法導入に反対する法案を提出済み、または審議中である。

ビジネス短信 4619a27fc20e8

記事本文は、会員の方のみご覧いただけます。