製造業と関連サービス産業の高度化を目指す−第9次マレーシア計画(1)−

(マレーシア)

クアラルンプール発

2006年08月01日

アブドゥラ首相が3月31日に国会に提出した第9次マレーシア計画(2006〜10年、以下9MP)の概要が明らかになった。9MPでは製造業を引き続き国の重要産業と位置付け、製造業向けの予算は8MPの3倍に伸びた。高付加価値産業の育成を全面に出し、今後も外資誘致の重要性を掲げる一方で、厳しさが増す国際競争の中で地場企業(特に中小企業)の強化・高付加価値化を訴えている。具体的な施策としては、新たな成長分野の創出と同分野への外資系企業誘致、多国籍企業とマレーシア企業の合併などを挙げている。9MPについて8回に分けて報告する。

ビジネス短信 44cedb3905c02

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