日系企業はコスト削減に苦慮−金利・物価上昇による産業・企業への影響(2)−
クアラルンプール発
2006年06月20日
原油価格高騰は世界的な原材料コストの上昇をもたらした。また、ガソリン価格や電力料金が引き上げられ、消費者物価指数(CPI)や生産者価格指数(PPI)の上昇にもつながった。さらに、金利の引き上げや通貨リンギの対米ドル高などコストアップの要因が増え、部品メーカー、セットメーカーに影響が及んでいる。多くの日系企業は、最終顧客への価格転嫁ができず節約やコストダウンを図るなど、社内で吸収せざるを得ない状況だ。
ビジネス短信 44974b40121bb