南カリフォルニアの住宅市場、調整局面入り−経済全体への影響は大きくないとの見方が多い−
ロサンゼルス発
2006年03月30日
南カリフォルニアの住宅市場は、「バブル」とも言われ、価格高騰への警戒感がメディアをにぎわしているものの、調整局面を迎えている。背景には長期貸出金利の上昇などの新しい要因も見られる。こうしたことから、投機家や金融機関などは新たな行動を起こしつつあり、雇用面から消費への影響を懸念する声が聞かれる。しかし、住宅部門では、人口増加や税制などが変わらない下支え要素となっているほか、好調な商業物件の開発や、ハリケーン被害からの復興需要が雇用の受け皿となっていることもあり、住宅の不調が直ちに北米経済を大きく押し下げるとの声は少ない。住宅市場の現状を追った。
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