中国キャンプ市場調査報告 ―市場・ブランド・オンライン/オフライン販売の実態―

2023年03月31日

最終更新日:

欧米由来のレジャーであるキャンプ(中国語で「露営」)は、中国では中国国家旅遊局が1990年10月に国民の海外旅行を解禁して以降、30年の年月をかけて徐々にその概念が浸透してきた。しかしながら、2020年に新型コロナウイルス(COVID-19)が流行すると、状況が一変する。新型コロナウイルス感染拡大を抑え込む「ゼロコロナ」政策により、中国の各都市では、都市封鎖(ロックダウン)を含め、国や省を跨ぐ移動が著しく制限され、近場で楽しめるキャンプなどのアウトドア活動への注目度が急上昇した。業界内では、2020年を中国の「キャンプ元年」と称している。

新型コロナの流行以降、中国のキャンプ・エコノミーは急成長を続けており、それに伴って川上・川下の関連産業の市場も拡大傾向にある。iiMedia Research(艾媒諮詢)のデータによると、2021年の中国キャンプ市場(コア市場)規模は、前年比62.5%増の748億元(約1兆5,000億円、1元=約20円)だった。さらに、キャンプのコア市場から波及した関連市場を含めた市場規模は、前年比58.5%増の3,812億元(約7兆6,000億円)となっている。

本レポートでは、中国におけるキャンプ市場と主なブランド、オンライン/オフライン販売の実態について概観する。

主な図表:
【図2】2018-2025年 中国キャンプ・エコノミー コア市場及び関連市場規模
【図3】新型コロナ流行前後の旅行スタイルの変化
【図4】2018-2025年 中国のキャンプ場市場規模
【表2】2022年 中国の主なキャンプ装備の価格帯
発行年月:
2023年03月
作成部署:
ジェトロ・デジタルマーケティング部プラットフォームビジネス課、ジェトロ・上海事務所
総ページ数:
124ページ

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