中国商業取引における実行可能なリスク防止 ―いかに競争優位を維持しながら取引リスクと不良取引による損失を減らすか―(2023年12月)

2023年12月25日

最終更新日:

現在、中国ローカル企業との取引など、取引先の多様化を志向する日系企業が増加傾向にある。しかし商習慣の違いなどから、代金回収などの際にトラブルに巻き込まれる事例が散見され、現地中国企業との取引をためらってしまう企業も少なくない。
本稿は、取引を大きく「取引前」「取引中」「取引後」のプロセスに分け、各ステップでの注意事項を参考事例を交えて解説している。
「取引前」は相手企業の設立の背景、取引先およびその親会社の問題、取引の優位性や目的について慎重に精査することが重要。
「取引中」であっても、契約リスクを軽減することに努める必要がある。自社が売方の時と買方の時とでは対応方法が異なるので要注意。
「取引後」は、特に自身が売方の場合は有力かつタイムリーな債権回収措置を講じる必要がある。具体的には、弁護士に仲介してもらい、レターを発行してもらうことや、各種証拠の保全、財産の保全などだ。

発行年月:
2023年12月
作成部署:
ジェトロ海外ビジネスサポートセンター・ビジネス展開課、ジェトロ・武漢事務所
総ページ数:
11ページ

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