ベトナムにおける再生可能エネルギー関連規制について ―屋上太陽光発電を中心に―（2022年1月）

ベトナムでは2019年から2021年にかけて、再生可能エネルギーの開発及び利用を促進するための政策的な決議や具体的な法令の公布が活況であった。他方で、風力発電及び太陽光発電への固定価格買取制度（FIT）の適用がなくなり、新たな規制の枠組みへの移行が検討されている。
ベトナム国内の電力需要は今後も増大するなか、特にクリーンな電源に対する様々なステークホルダーからのニーズが高まることは明らかであり、引き続き投資家の関心を惹きつける分野である。
本レポートでは、ベトナムにおける再生可能エネルギー市場の現況、関連規制の動向や概要、屋上太陽光発電システムの主な事業モデル・インセンティブ・実務上の問題点、ソーラーパネルの製造・輸入・設置に関する規制を中心に概説する。

本レポートは「中小企業海外展開現地支援プラットフォーム」事業にて、ホーチミン・プラットフォームのコーディネーターである西村あさひ法律事務所・ホーチミン事務所へ作成を委託した。