スリランカ物流調査レポート「コロンボを中心としたスリランカにおける流通実態調査」(2022年3月)

2022年03月31日

最終更新日:

本調査報告書は、スリランカの流通の実態を調査したレポートである。実地での情報収集が難しいコロナ禍において調査を行ったため、主にデスクトップ調査(文献調査)とインタビューにより実施した。 調査期間は、2021年7月から2021年12月にかけて情報収集し、2022年1月から3月にかけて情報整理・調査レポートを作成した。

スリランカは、インド洋の中心に位置し、歴史的に中国とヨーロッパを結ぶ海上のシルクロード上の海運の要衝とされてきた。またインドに近接していることから、フィーダーネットワークを通じたインド亜大陸への接続を得意とする。南西アジアのゲートウェイでもある。

政府は自国の地理的優位性を活かして、輸送ハブ機能を強化することで貨物輸送のシェア拡大を目指している。具体的には、港湾、空港、道路、鉄道、内陸水路など個々の輸送手段を効果的に接続することで、中継貿易・再輸出などの効率化を図りたい考え。さらに政府は、全土各地に位置する輸出加工区とこれら輸送手段の接続性を高める方針。

本調査では以上を踏まえ、スリランカの流通の実態・現況を明らかにするとともに、流通の現場に潜在するソフト・ハード面の諸問題にも触れ、投資や現地ビジネス展開を検討する日系企業の参考情報に資するものとする。

発行年月:
2022年03月
作成部署:
ジェトロ新興国ビジネス開発課、ジェトロ・コロンボ事務所
総ページ数:
41ページ

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