ブラジルの医療機器市場と規制(2022年10月)

2022年10月26日

最終更新日:

ブラジルは中南米地域で最大の医療機器市場であり、経済成長に伴い、医療サービスに対する需要の拡大が見込まれている。医療機器のブラジル国内消費規模も拡大の一途にあり、2021年は前年比22.5%増と伸長が見られた。
ただし、現地で製品を販売するにあたり、規制当局の審査を受けることが義務付けられており、提出すべき種々の申請書類を揃えておく必要がある。また、医療機器を含む保健製品の製品登録の官報公告に要する日数は約110日間(2021年12月)となっており、現地でかかる諸税等のコストを含め、日本企業は事業展開前にブラジル特有のビジネス上の課題を把握しておく必要がある。
本報告書では、ブラジル医療機器市場の概況を、各医療機器の消費動向や、糖尿病など生活習慣病の罹患者数などの各種統計をもとに詳述している。加えて、ブラジル市場に製品を出荷するまでに対処すべき法的要件と、現地で医療機器を製造するにあたり留意すべき規制なども紹介している。なお巻末には、ビジネスに役立てていただくため、関係機関の連絡先、医療機器に関連した展示会・学会、監督省庁などの一覧も掲載した。

主な図表:
図2:医療機器・器具等の国内生産額(単位:百万レアル、市場価格ベース・セグメント別)、表7:医療機器・器具の主要輸入元国と推移(2020, 2021年、単位:百万ドル)、表46:2015 ~2020 年の地域別平均余命(男女平均)
発行年月:
2022年10月
作成部署:
ジェトロ海外市場開拓課、ジェトロ・サンパウロ事務所
総ページ数:
158ページ

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