中東の物流・サプライチェーンにおける新型コロナウイルスの影響(2022年5月)

2022年05月17日

最終更新日:

本レポートは、ジェトロ・ドバイ事務所が現地の物流関連調査会社に委託した調査の内容をとりまとめたものである。

新型コロナウイルスの感染拡大は、世界中で個人の生活、企業、市場、経済に甚大な影響を及ぼした。本レポートでは、新型コロナウイルスの感染拡大が、中東の物流およびサプライチェーンに及ぼした影響を明らかにしている。また、コロナ禍の影響に加えて、カタールと中東各国との国交回復、イスラエルとアラブ諸国の国交正常化といった中東の大きな情勢変化が、各国の物流・貿易に与えた影響についても記載している。

コロナ禍は運賃の高騰に加え、貨物の停滞、減船・減便、主要港の混雑、貿易取引の減少など、物流業務に大きなマイナスの影響を及ぼした。他方で一部の現地企業は、eコマースの普及やデジタル化などの積極的な変革の契機として捉え、カタールとの国交回復やイスラエルとの国交正常化も、貿易やビジネスチャンスの拡大につながるとプラスに考えている。

本レポートが、中東でビジネスを行う日系企業や、中東での物流業務に関連する日系企業にとって参考になれば幸いである。

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発行年月:
2022年05月
作成部署:
ジェトロ調査部中東アフリカ課、ジェトロ・ドバイ事務所
総ページ数:
38ページ

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