西アフリカ地域における模倣品流通実態調査(2021年3月)

2021年03月31日

最終更新日:

本報告書では、西アフリカ地域の特定の国における模倣品の現状を明らかにするとともに、調査対象国の市場、社会経済的背景、インフラ、模倣品の取引を可能にする環境、法的及び執行の構造、利用できる民事的救済措置及び刑事的救済措置について、可能な限り明らかにする。 調査対象国は、ベナン共和国、ブルキナファソ、コートジボワール共和国、ガーナ共和国、ナイジェリア連邦共和国、トーゴ共和国である。各国の模倣品対策は一般に法律や運用が未整備な状況にあり、加えて様々な社会経済的要因など複数の理由により、模倣品対策の実行が難しい状況である。権利者が事業しやすい環境の整備に向けて前向きに進展しているものの、ナイジェリアのような主要市場がまだ模倣対策法を制定していない。そのため通常は、知的財産権所有者は積極的にかつ工夫を凝らして対応していかなければならない。本報告書は、知的財産権所有者が模倣活動という犯罪との闘いにおいて利用できる民事、刑事又は行政/規制上の措置という点において、この地域での模倣品と闘うための法制度について理解する上でも役に立つものである。

発行年月:
2021年03月
作成部署:
ジェトロ知的資産部知的財産課
総ページ数:
152ページ

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