ダークウェブに関する現状(2020年1月)

2020年01月31日

最終更新日:

我々が普段利用しているインターネット上の公開情報は全体のわずか4%にすぎないと言われており、大部分の情報はアクセスが制限され「ディープウェブ」や「ダークウェブ」と呼ばれている。ダークウェブについては、世界各国がサイバー犯罪対策を強化しているが、ある調査によれば、ダークウェブを利用する理由として最も多かったのは「匿名でいられるから」であり、特に中東地域やアフリカ地域、BRICS地域のユーザーは、「自国でアクセスできないウェブコンテンツを閲覧できるため」や「政府のネット検閲を回避するため」及び「オンラインプライバシーの保護」を主な理由として挙げる一方、北米ユーザーは、「インターネット企業からプライバシーを保護するため」や「外国の政府からプライバシーを保護するため」といった理由を主に挙げており、今後、検閲の回避やプライバシーの保護の機運が高まれば、ダークウェブの利用が進む可能性が考えられる。

シリーズ名:
ニューヨークだより
発行年月:
2020年01月
作成部署:
ジェトロ・ニューヨーク事務所
総ページ数:
19ページ

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