2018年度 カナダ進出日系企業実態調査(2019年2月)

2019年02月22日

最終更新日:

本報告書は、ジェトロが2018年11月9日から12月7日にかけて実施し、在カナダ日系企業(※製造業の生産会社と販売会社)180社に協力いただいたアンケート調査の結果をまとめたものである。各企業の業績見通し、今後の事業展開、原材料の調達先、製品の生産体制および販売先、経営上の課題、変化するビジネス環境への対応について聞いた。
営業黒字を見込む企業が7割(74.8%)を超えたのは、これで7年連続となり、調査史上最長となった。景況感を示すDI値は、前年比8.2ポイント減の16.8と悪化した一方、2019年の見通しでは27.3と高く、業績改善を見込む企業が増えている。経営上の課題(コスト上昇要因)においては、「労働者の確保」が59.2%で筆頭要因となった。トルドー政権の政策に対する関心については、「通商」が72.8%で最も高く、「税制」、「外交」が上位に挙がった。米国で生産活動を行う企業の原材料・部品の調達については、NAFTA域内の調達率は6割超、販売先はNAFTA向けが8割超を占める。日本からの輸入で環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定(CPTPP)の利用を検討中の企業は、半数近く(45.0%)に上る。NAFTAに代わる米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)の総合的な影響について、「影響はない」と回答した割合は約半数(48.9%)、「分からない」が32.8%で続いた。

レポートをご覧いただいた後、アンケート新しいウィンドウで開きます(所要時間:約1分)にご協力ください。

シリーズ名:
進出日系企業実態調査
発行年月:
2019年02月
作成部署:
ジェトロ調査部米州課
総ページ数:
24ページ

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