最近の韓国のASEAN後発加盟国(CLMV)向け直接投資の動向(2018年3月)

2018年03月12日

最終更新日:

韓国企業はASEAN諸国の中で特にベトナムに活発に進出している。ベトナムは、中国・韓国からの近接性、豊富で優秀な労働力、安定した政治、韓国の企業文化との親和性などにより、中国に代わる輸出向け生産拠点として注目されており、近年は特にエレクトロニクス関連の企業集積が進んでいる。また、将来の現地消費市場拡大を見越した進出事例も活発である。ミャンマーへの進出は鉱業分野に集中している他、足元ではマイクロファイナンス事業の進出も目に付く。また、製造業の進出は衣服・皮革に集中している。カンボジアへの進出は2007~08年頃に建設・不動産分野の投資ブームがあった他、近年は現地金融機関の買収案件がみられる。ラオスへの進出は全般的に限定的な中で、近年の進出業種は電力と金融に集中している。

レポートをご覧いただいた後、アンケート新しいウィンドウで開きます(所要時間:約1分)にご協力ください。

発行年月:
2018年03月
作成部署:
ジェトロ調査部中国北アジア課
総ページ数:
17ページ

関連情報

ご質問・お問い合わせ