ウズベキスタンの証券市場(2018年7月)

2018年07月27日

最終更新日:

ウズベキスタンの証券取引は「タシケント共和国証券取引所」で行われる。証券取引市場は国有企業私有化のために形成された。証券市場での流動性が限定的なので、企業の資金調達先は銀行が中心。また、売手と買手が相対で取引を行うOTC取引(店頭取引)の割合が非常に高い。2018年の株式会社は606社。上場企業数は183社だが、取引所を通じた株の売買は低調。高配当の株は政府や国営企業が所有しており、投資家の選択の余地が小さいことも要因の一つ。政府は管理監督者として、また、民営化企業の大株主として証券市場に大きな役割を果たす。銀行の存在も大きく、取引所で売買される約9割は銀行の株。証券取引の専門仲介業者は77社で、OCTを行う業者はESMTS”Elsis-Savdo”のみ。以前は利益を自由に外貨交換できないことが、外国投資家参入のネックだった。しかし、2017年9月、政府はこの外為規制を廃止、スム建て利益は外貨交換できるようになった。

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発行年月:
2018年07月
作成部署:
ジェトロ調査部欧州課、ジェトロ・タシケント事務所
総ページ数:
33ページ

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