ユーラシア経済連合関税基本法の概要と特色(2017年3月)

2017年03月31日

最終更新日:

2016年12月26日、ロシア、カザフスタン、キルギス、アルメニアの4カ国の首脳はユーラシア経済連合(EEU)関税基本法に署名した。ベラルーシ大統領による署名も近いうちに予定されている。本EEU関税基本法の制定は、ロシア、ベラルーシ、カザフスタンによる関税同盟(CU)が、2015年に経済統合がより進んだEEUに改組され、これにキルギスとアルメニアが加盟したことに起因する。また、CU関税基本法が発効した2010年から時間が経ち、通関実務が変化したことも関係している。
EEU関税基本法で導入された新規則およびCU関税基本法から変更された主な規定として、(1)電子版申告の優位性、(2)貨物税関申告書の自動登録と自動リリース、(3)「統一窓口」システム、(4)認定事業者(AEO)、(5)申告者、(6)事前決定、(7)貨物の配送と一時保税蔵置、(8)貨物税関申告書と貨物リリース、(9)速達貨物、(10)長期保税倉庫、(11)課税標準価格、関税などが挙げられる。
EEU加盟国との貿易・通関関連業務を行う際に本レポートを活用いただければ幸いである。

発行年月:
2017年03月
作成部署:
ジェトロ・ビジネス展開支援課、ジェトロ・モスクワ事務所
総ページ数:
16ページ

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