ベトナム北部・外資サプライヤーリスト（2015年9月）

今日、ベトナムには、駐在員事務所含め2,000社超の日系企業が進出しているものと見られている。日本企業のベトナムに対する関心は高まりを見せ、同国での事業展開は益々加速化されている。一方で、ベトナム国内における製造業の事業展開上の問題として、中国、タイ、マレーシア、インドネシア等に比べ部品の現地調達率が低く、その多くを輸入に頼らざるを得ないためコスト高になることが指摘されてる。
　
また、ベトナム・サプライヤー企業の生産能力や品質レベルは少しずつ向上しているものの、まだまだ日系企業の要求水準をクリアできない分野が残っている。そういった分野に焦点を当て、ジェトロ・ハノイ事務所では、「ベトナム北部・外資サプライヤーリスト」を2013年に刊行し、この度、第2版を刊行するに至った。

本冊子は、TECO（台北經濟文化辦事處）およびKOTRA（大韓貿易投資振興公社）、ベトナムの業界団体等から入手した外資系企業情報等をもとに、有望と思われる企業各社に質問票を発送・回収、さらに工場訪問や経営者との面談などを実施した上で、一定以上の評価が得られた82社の情報を掲載している。

今回の改訂作業では、初版で掲載されていた企業の再調査・情報更新とともに、新規企業発掘の調査を行い、その結果、掲載企業数が初版から33社増加した。

本リストが少しでも皆様のお役に立てれば幸いである。