アジアにおける日系企業のFTA活用実態と運用上の課題(2015年5月)

2015年05月19日

最終更新日:

アジア・オセアニアの20カ国・地域に進出する日系企業のFTA利用率(2014年)は47.3%に達し、同比率は年々拡大傾向にある。アジア主要国に進出する日系企業にとって、FTAの有効活用による関税コストの削減は、ビジネス戦略上の主要課題の1つとなっている。一方、FTAの運用をめぐっては、ルール・規則の運用や、原産地証明書発給プロセス、輸入通関手続きなどの面で、さまざまな課題が露呈している。多国間、2国間の双方で手続きの異なる複数の協定が混在して発効していることから、過去の経験や相談実績で把握されていない新たな事象や解釈上の問題が発生している国もみられる。ジェトロ海外事務所に日々寄せられる相談をもとに、ASEAN主要国および中国、インドにおける日系企業のFTA活用の実態と、運用をめぐる課題について報告する。

シリーズ名:
特集アジア
主な図表:
ATIGAによる各国の関税撤廃・引き下げ状況、進出日系企業のFTA活用率、ASEANの締結するFTAの原産地規則、FTA活用状況(各国)
発行年月:
2015年05月
作成部署:
ジェトロ調査部アジア大洋州課
総ページ数:
31ページ

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