EUにおける自動車IT化の取り組み(2014年5月)

最終更新日: 2014年05月19日

欧州では、自動車の自律型運転(自動運転)支援機能の開発に加え、自動車とインフラの路車間通信(V2I)、自動車と自動車の車車間通信(V2V)などを利用した「協調型ITS」技術の実用化に向けた動きが加速している。こうした交通分野における情報通信技術(ICT)の活用は、渋滞緩和、交通事故削減、環境負荷の軽減、運転快適性の向上に寄与するだけでなく、自動車の新たな付加価値の創出、電子部品技術の自動車産業向け販売の拡大、スマートフォン等のアプリケーションサービス活用などの面で、新たなビジネスチャンスが生まれると期待されている。
最近の動向としては、2014年2月に協調型ITSの第一次基本仕様が欧州規格として発行、また、eCall(汎欧州自動緊急通報システム)関連法案の採択に向け、欧州議会と理事会の間で交渉が進められている。本レポートでは、大きな市場創出が見込まれる協調型ITS分野を中心にEUの取り組みを概説するとともに、欧州内の主な関連サービスの普及状況を紹介する。


発行年月:2014年5月

作成部署:ジェトロ・ブリュッセル事務所、ジェトロ欧州ロシアCIS課

総ページ数:13ページ

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記事番号:07001718

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